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トラブルメーカー

今日は2つのトラブルがあった

1つは現場から連絡があり
「図面と建物の大きさが違う」
結局、そのサインは設置せずにお持ち帰り
作り直して後日設置
この仕事は製品は支給で設置のみの作業だった

もう一つは、役所での論争
工作物と広告物の申請で、どちらを先に許可をもらうか?という事なのだが
建築基準法改正時に
「広告物が先で、その許可証を添付して工作物」という指導を受けた
以来、どの自治体でもそのように行ってきた
今までその順番で数十の申請を行ったが、問題は無かった
無くて当然だ、そのように行うようにと指導を受けたのだから
しかし今日、広告物の申請に江戸川区役所に行った際
「工作物の許可が出ていない申請は受けられない」
と、今までの逆の事を言われた……
「先月の足立区は大丈夫だった
他の東京都も他の自治体も、今まで問題なかった
それどころか、東京都に「こうしなさい」と指導を受けている」
と言っても、「ウチはそうですから」と、まったく通じない
ウチとか他所とか有るのか
同じ東京都条例であり、広告法であり、建築基準法だろ
どこでも同じじゃなきゃマズイだろ
約2時間の論争
相手は「工作物許可は、広告物許可申請の添付書類ですから」と言い張る
しかし、そんな添付書類は聞いた事も見たことも無い
屋外広告士の資格を持つものとして、法令の知識もそれなりにあるが
もしかして、そんな添付書類があったのか? とも思い
「添付書類は一通り確認しているつもりだが、今後のために、どこにその様な添付書類の記載があるか教えてくれ」と言った
「解りました」と、待ってろと言わんばかりに奥へ書類を取りに
『東京都屋外広告物条例の知識』申請添付書類のページは小冊子の中の1ページ
すぐに確認して持ってくるだろうと思っていたが
待てど暮らせど戻ってこない
「何をやっているんだ」と、30分ほどしたところで、他の方に呼んでもらった
どうも、いくら調べてもそのような添付書類の記載は無いようだ
お互いに、この様な論争は初めてのようだった
時間がおしていたので名刺を渡し、記載が見つかり次第FAX送るようにお願いした
また違う場所で逆の事を言われたら困る、しっかり認識しておきたい
その回答が電話で有った
「添付書類としての記載が見つからないので、都庁に問い合わせしたところ、おっしゃるように工作物の許可証は添付書類ではありませんでした」
謝ったので、許した
人間、許すことが重要だと最近覚えた
「私は相模原の田舎から、2時間以上をかけてそちらに行っているのですよ、で、また行かなければならない、それは良いでしょう、しかし、あなたの態度はよろしくなかった、受け付け時から横柄だった、正しい申請を指導する立場であるはずのあなたも勘違いするような手続きですよ、最初から威張ってどうするんですか、違法な広告物が多い中、条例に基づいて正直に広告物の申請をしに来ている人に対して、あなたは上でも下でもない、あなたにお願いをして許可をもらうものでもない、自治体にお金を払って広告物を掲出する、条例を守ろうとする業者に対して、担当者こそ謙虚にならなければならない」と思いを伝えた

後日、書類を持って行く時は、相手はかしこまるだろうから、優しく接する
人間、優しさも大切、これも最近覚えた

この二つのトラブル
紙で仕事を行い、それぞれが与えられた通りに、事を進めようと思って起こっている
要が抜けている
「なぜ、そのようにするべきなのか」までは理解していないし、理解しようとも思っていない
ただ、そう書いてあるから
そこには、自分の考えも、携わる人に対しての思いやりも、何も無い
頭の中は責任転換しか考えていないタイプが多い
なんとも悲しい考えをしている人たちだ

このようなトラブルはパワーも使うが、スッキリもする
だから、嫌いではない
自分を出して発散しているのかもしれない

役所の人も言っていたように
「このような事を言われたのは、私も初めてです」と、今までは皆無だった問題のようだ
きっと互いに貴重な体験をしたのだろう
これで、互いに同じトラブルは起こさない
また、似たような事でもアレンジして上手に対処出来るだろう

本気で取組んだ事に対しての、失敗やトラブルは
一瞬の出来事で、後に引きずることは無い
残るのは、経験値のみ

ただ一つ気になった事が有る
2時間の間、ずっと見ていた
顔見知りの業者に対しては
とてもフレンドリーに書類が渡っていた
よそ者には厳しいのか
by usui1966 | 2009-02-05 20:19


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